介護保険サービスを利用するためには、ケアマネージャーを選定しなくてはなりません。ケアマネージャーは、在宅介護を行う上で、どのようなサービスを利用する必要があるのか等を理解することが重要となります。そのため、ケアマネージャーと介護が必要な高齢者および、家族とのコミュニケーションはとても重要なことになります。
しかし、ケアマネージャーと気が合わない、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ケアマネージャーと気が合わないときの対策方法について、ご紹介いたします。

何に対して気が合わないのか
ケアマネージャーも介護保険制度を利用している利用者も、お互いに人間であるため、合う・合わないということはあります。
その合わない理由が、性格の不意一致なのかはたまた介護に対する考え方なのか、それによって対策方法は変わってきます。
そのため、何に対する気が合わないのか、今一度考えていただくことが重要となります。結果として、性格の不一致により顔も見たくないと言う状況であれば、このまま継続して契約をしていくことは難しくなります。
全く関わっていくことも難しいと考えているのであれば、ケアマネージャーを変更または居宅介護支援サービス事業所自体の変更を検討していくことも重要となります。
介護に対しての考え方の違い
在宅介護を行う上で、介護を必要としている高齢者および家族の意見が最も重視され、その意見を元にどのようにしていくことが良いか検討していきます。しかし、時にはケアマネージャーの考えを押し付けてくることもあり、家族としてはどうして良いかわからないこともあります。
このような場合、ケアマネージャーの所属している居宅介護支援サービス事業所などに連絡を行い、状況を相談することも重要となります。
ケアマネージャーとのコミュニケーションを密に
特別なことが無ければケアマネージャーとは月に1度程度しか関わることがありません。そのため、互いに互いの事を理解していないまま、契約更新を行っていくことも少なくありません。
しかし、高齢者が在宅生活を行う中で、病気やADLの低下、認知症の進行など、様々な問題が出てくることがあります。
このような時、ケアマネージャーと密に連携を図り、高齢者のケアを行うことになります。
そのため、日頃から高齢者の状態や介護に対する不安等をケアマネージャーと相談し、コミュニケーションをとることが重要となります。
それでも気が合わない・不快だなどという感情が抜けず、円滑に在宅介護を進められなければ、ケアマネージャーの変更を検討することも重要です。
居宅介護支援事業所と相談をすることも大切
ケアマネージャーは、在宅介護を行う上でとても重要な役割となります。家族がケアマネージャーに対し不信感を抱きながら、在宅介護を継続していくことはとても大変なことになります。
また、ケアマネージャーとの折り合いが悪い場合等において、家族はケアマネージャーを変更することができます。そのため、ケアマネージャーと関わっていく中で、この人と一緒に介護を行うことが難しいと感じた時は、居宅介護支援サービス事業所に相談することも重要となります。