介護が必要な高齢者が在宅生活を行う上で、無くてはならないのが介護サービスとなります。
介護サービスは、要介護認定を受けていれば、誰もが利用することができるサービスとなります。また、要介護度によってサービス内容や価格も変わるため、介護している家族は介護サービスを利用するか否か悩む方も少なくありません。
介護サービスを使ってよくなった実例、ショートステイ編について、ご紹介いたします。

24時間365日介護から開放の時間
要介護状態の高齢者が在宅で生活すると言うことは、主介護者が24時間365日介護を行うと言うことになります。
排泄や食事は自分でできたとしても、軽度見守りや、食事は作らなくてはならないです。
また、一人で留守番が可能と言っても、何日も一人でいられるわけではありません。
そのため主介護者は常に要介護状態の高齢者の事を気にかけ、時間を気にする生活を送っていることが多いです。
そこでショートステイを利用することにより、24時間356日介護から開放される時間と言うことが、主介護者にとって必要な時間となるのです。
ショートステイで筋力アップ
在宅で生活している場合、用事が無ければ寝たい時間まで寝て、日中もゴロゴロしている高齢者も多いです。
しかしショートステイに行くと、起床から終身まで予定があり、ゆっくりゴロゴロしている時間は少なくなります。
その結果として、腹筋・背筋また足などの筋力もアップし、在宅生活を継続することができます。
よそを見て家の良さを知る
毎日家にいると、主介護者に対し嫌な部分しか見られなくなり、文句一杯の高齢者は多々います。
そこで、ショートステイを利用することにより、主介護者のありがたさを感じる高齢者は少なくありません。
家にいると文句ばかりなのに、ショートステイに行くと「家に帰りたい」などと言い出す高齢者も多いです。
また、ショートステイから家に帰ると、主介護者に対し優しい声をかけてくる高齢者も少なくありません。
このように、よそを見て家の良さを知ることにより、在宅生活を継続することができるのです。
在宅ケアの継続のために必要
どの介護サービスを利用するのかは、高齢者の心身の状況によって異なりますが、要介護2以上の高齢者はショートステイを利用することをお勧めします。
特に、認知症などを患っている場合等は、主介護者の負担も増大してきます。
そのため、主介護者にとっても要介護状態の高齢者にとっても、一定期間の時間を空けることにより、継続的な在宅ケアを遂行することができます。