介護サービスを使わないで生活するポイント

家族の看護
2016.07.22

介護が必要な状態だとしても、「介護を使いたくない」と考えている方も多いのではないでしょうか。また、これから先介護が必要とならないために、どうしたらよいのか考えている方も多いと思います。
確かに、プロとはいえ全く見ず知らずの人が家に入ることや、入浴介護をしてもらうことに抵抗が全く無い方は少ないです。

そこで、介護サービスを使わないでも生活できるポイントについて、ご紹介いたします。

介護サービスを使わないで生活するポイント

健康なうちから健康寿命を延ばす

介護が必要となってから、介護サービスを使わないでも生活できることを考える前に、まずは健康なうちから健康寿命を延ばすことが重要となります。
例えば、生活習慣の改善が最も重要です。

食生活・運動生活・飲酒・喫煙・休養など、健康なうちからしっかりと見直し、介護が必要な状態とならないよう、健康なうちから日々セルフケアをおこなうことが重要なポイントとなります。

高齢者の自立心を高める

なぜ他者の手を借り、介護が必要なのか考えたことがありますか?
「高齢者のADLが低下しているから介護が必要」と考えている方が多く、介護サービスの導入を検討する方も少なくありません。
しかし、他者の手を借りる介護が必要な一番の理由は、「高齢者の依存心が高まるため」ということを理解しておくことが重要です。

確かに、高齢になると今までできてきたことができなくなり、高齢者の心理的負担も増大します。一方、本当に頼る人のいない高齢者は、自立した生活を送っているのです。
そのため、高齢者の自立心を高め、自分でできることは自分でするよう働きかけることで、介護サービスを使わないでも生活できるポイントとなります。

日々の努力が大切

介護が必要となった時、国民の権利として、介護サービスがあります。しかし、「他人に介護をされたくない」または「介護サービス自体に抵抗がある」など様々な理由から、介護サービスを拒否する家庭も少なくありません。
介護サービスを使わないで、介護が必要な高齢者を在宅で介護をするということは、とても大変なことになります。
そのため、健康なうちからセルフケアを行い、介護が必要な状態とならないことが重要です。

しかし、日々気をつけていても、介護が必要となることはあります。
その際に、家族や周囲の関わりとして、高齢者に自分のことはしてもらい自立心を高めていくことで、ADLを維持・増進することができます。

そのため、介護サービスを使わず生活するポイントは、日々の努力が重要と言うことになります。