孤独死を予防する取り組み

家族の看護
2016.07.25

超高齢化社会が進行するとともに、一人暮らしの高齢者も増えているのが現状となります。また、高齢になると同時に様々な病気を抱えてしまう方が多く、家で亡くなっている状態で発見されることもあります。
このような孤独死は、当事者本人だけではなく、周囲にも大きなショックを与えてしまいます。そのため、益々高齢化および高齢者の独居世帯が増加していく状況において、孤独死を減少させることが重要となります。

孤独死を予防する取り組みについて、ご紹介いたします。

孤独死を予防する取り組み

高齢者の単独世帯を周囲が把握する

小さい街などは、隣に誰が住んでいてどのような家族背景なのか、大まかなことはわかっていることが多いです。しかし、都会になればなるほどご近所づきあいが無く、隣人すらもわからないことも少なくありません。

このような状態を回避するためにも、隣人が誰なのかまた高齢者の単独世帯は近所にいるのか、周囲が気を配り把握することが必要となります。

また、高齢者の単独世帯に異変が気づいた時には、警察や地域連携室などに連絡を行うことが重要となります。

外で会ったら挨拶を行う

近所づきあいが希薄になり、さらに外で近所の方と会っても挨拶すらしない、そんな世の中となってきています。
そのような文化を浸透させるのではなく、昔のように外で会ったら挨拶をする、そんな簡単なことから高齢者の孤独死を予防することができます。

高齢者の多くは、単独または高齢者世帯となっており、話す相手がいないこともあります。そのため、周囲が高齢者に対し挨拶を行い話しかけ、そこから困っていることなどへの話に進展していくこともあります。
そうすることで、高齢者の異変などに気づくことができ、医療へつなぐこともできます。

町内会や町内行事への参加促し

高齢になると、家から出ること事態が億劫となり、家に閉じこもりがちとなります。そのため、以前は前向きに行っていた町内会へ、参加しなくなる高齢者も多いのが現状となります。

そこで、高齢者に声をかけ不参加と言ったとしても、当日などにもう一度声をかけ参加促しを行うことが重要です。
町内会に参加できなかったとしても、何度か声をかけることにより、そこに信頼関係を気づくことができます。信頼関係が気づければ、そこから困った時の連絡や異変に気づくことができます。

そのため、高齢者とのつながりを持ち続けていき、孤独死を予防するためにも、町内会への高齢者参加促しを行っていくことが重要となります。

コミュニケーションを取ることが大切

高齢者は、心身ともに衰弱して行き、家の中に閉じこもりがちとなります。
また、地域間でのコミュニケーションが希薄化していく中で、高齢者世帯に気が付かないことも少なくありません。そのため、孤独死を予防するためにも、周囲が高齢者に気を配り、町内会などの参加促しをしていくことが重要となります。

互いにコミュニケーションをとっていくことで、高齢者の孤独死を減少し予防することができます。