
介護認定を受け、介護度が下りると、担当のケアマネジャーが付きます。ケアマネジャーとは、いったいどのような事をしてくれるのでしょうか?
ケアマネジャーの役割等をご紹介したいと思います。
介護サービスの調整役
「最近家の掃除がしにくくなってきた」「足が弱ってきたからリハビリがしたい」「家のお風呂の段が高くて入りにくくなってきた」等、高齢になってくると、生活の中で不便が生じてくる事と思います。介護認定をお持ちの方であれば、介護保険サービスを利用する事ができます。そこで、ケアマネジャーは必要な介護保険サービスを検討したり、介護事業所との連絡や調整をおこないます。
例えば、ケアマネジャーに、「最近腰が痛くて、家の掃除をするのが辛いのでヘルパーさんにきてもらいたい」と相談するとします。そうすると、対応してくれる訪問介護事業所を探し、利用までの調整をしてくれます。又、介護保険サービスは介護度に応じて一カ月に使えるサービスの量が決まっています。ですので、複数のサービスを利用している場合等は限度を超える事の無いように上手に調整もしてくれます。
利用するまでの調整だけでは無く、サービスを利用してどういう状態なのかを事業者からの情報等で把握したり、ご本人との面会により、日々安定した生活を送る事ができているかを確認しながら見守ってくれます。
介護サービス・生活の相談役
ケアマネジャーは上記に挙げたような介護保険サービスの調整以外にも、生活の相談にも乗ってくれます。生活での困り事等にも、介護保険サービス以外での解決策が無いか等一緒に考えてくれる事でしょう。
注意しておきたい事
よく、ケアマネジャーは何でもしてくれるものだと思っておられる方がいらっしゃいますが、それは間違いです。ケアマネジャーはご利用者の困り事に対して解決策を一緒に考えたり、ご利用者の自立した生活の継続の為のプランを一緒に考えサポートします。
ですが、言えばどのような事でも対応してくれる、「便利屋」のような訳ではありません。サービスを受ける側が、間違った認識をしてしまっていたり、あまり期待をし過ぎてしまうと、「何もしてくれない。」と思ってしまう事もある事でしょう。
ケアマネジャーも、制度で決められた業務があり、出来る事・出来ない事がありますので、間違った認識の無いよう、契約時や、日々関わる中で確認をおこないましょう。