介護をする際に必要な物品について

家族の看護
2016.08.23
介護をする際に必要な物品について

高齢者の介護が必要となったとき、何があれば在宅で介護を行うことができるのか、どうすればよいのかわからないことはたくさんあります。しかし、在宅介護はいつ始まるかわかりませんし、突然介護をしなければならない状況となることもあります。そのため、前もって介護をする際に必要な物品を知っておくことで円滑に介護を行うことができます。

介護をする際に必要な物品についてご紹介いたします。

介護ベッドなどの介護用品

高齢者の介護状態によっては介護ベッド等の介護用品が必要となります。また、住宅改修などによって、手すりやスロープ、トイレの改修なども必要となることもあります。これらは、高齢者の身体状況によって、どのようなものが必要かということは変わってきます。しかし、介護用品については介護保険制度を活用し、レンタルまたは購入することができます。

そのため、高齢者の身体状況および介護度に応じて、その時必要なものをケアマネージャー等と相談することが重要となります。また、介護用品については、あらかじめ購入することよりも、必要な時にレンタルまたは購入する方が良いでしょう。

車いすなどの移動補助具

高齢者は、足腰が動かなくなることがあり、外出すること自体が難しくなることもあります。そのため、高齢者の外出機会が減少し、さらに足腰の機能が低下してしまうこともあります。

このような状態を避けるためには、高齢者が外出しやすい環境を作ることになります。例えば、杖を購入することや車に乗る際のステップを購入することなども一つです。その他、高齢者の歩行状況などによっては、車いすなどの移動補助具を用意することも重要となります。

介護は物品を揃えるよりも、やる気と根気が必要

高齢者を介護するにあたり、様々な物品が売られており、以前に比べ購入もしやすくなりました。しかし、介護を継続して行っていく上で最も重要なことは、介護者のやる気と根気になります。

高齢者の介護は、先が見えないものとなります。そのため、介護者の生活そのものも、大きく変化していくのが現状となります。さらに、様々な介護用具を揃えたとしても、介護者自身が倒れてしまうとどうにもならなくなります。先が見えない介護だからこそ、介護者自身のやる気が介護では重要であり、どのような介護物品よりも必要なものとなります。

また、継続して介護を実践していくためにも、周囲のサポートを受け介護者が一人で頑張りすぎないことも、理解しておくことが重要です。