病気の症状が悪化しないために気をつけること

家族の看護
2016.07.04

高齢者になりますと、加齢の為に様々な病気にかかることがあります。高血圧や糖尿病などの日常生活から発生する病気、パーキンソンなどの難病と言われる病気等にかかっている方が非常に多くいます。
これらの症状が悪化しないためには日頃どのようなことを気を付けていけば良いのでしょうか?

病気の症状が悪化しないために気をつけること

きちんと受診する

多くの方がかかりつけの病院があり、定期的に受診をしておられる事と思います。
高血圧症の方は毎日の血圧管理が大変重要になりますし、糖尿病の方は血糖値のコントロールが重要になります。パーキンソン病も同じようにきちんとした服薬が必要不可欠です。
それらは決して自己判断で中止したり、量を増減する事は避けるべきでしょう。

また、普段と違う症状が出た時等はすぐにかかり付けの医師に確認や相談する事が大切です。認知症等によって薬の管理が出来にくい場合は周りのサポート等で確実に服薬できるよう支援しましょう。

規則正しい生活を送る

高齢者だけでなく若い人にとっても、日々の食事や睡眠、適度な運動はとても大切です。特に何かしら病気を持っておられる高齢者はバランスの取れた食事をとる事は大切です。
持っておられる病気によって食事に関して気をつけるべき事があるでしょう。
また、服用している薬と相性の悪い食材もあるので注意が必要です。

高齢者は腸の動きも鈍くなる為、便秘がちな方も多い事と思います。食事面も医師に相談しながら適切な摂取ができるよう心がけましょう。

高齢になると夜間の排尿が頻繁になり睡眠を十分に取りにくくなる方もおられる事と思います。睡眠が不十分ですと、日中に眠たくなり傾眠状態になったり、昼夜逆転になったりしてしまうのでなるべく夜間は眠る事が出来るよう工夫しましょう。

何かしら病気を持っていると、運動の制限がある事もあるとは思いますが、医師に相談しながらできる範囲で動く事を心掛けましょう。
適度に運動する事で、上記にも述べた便秘の問題や、睡眠の問題も改善する事があります。

なるべく外にでる

定期的な外出もおすすめです。

高齢になったり、病気を持っているとどうしても家で過ごす事が多くなるかと思いますが、家にばかりいると下肢筋力や身体面の低下は避けられません。

また、他者との関わりが少なくなると、考える機会も少なくなり、認知面が低下することも考えられます。
以前まで出来ていたことが出来なくなったり、身体のどこかに痛みや不調があれば、どうしても気持ちは後ろ向きになってしまいがちです。
外にでて他者と関わりを持つ事は身体的にも精神的にも良い事だといえるでしょう。