あなたに合ったケアプラン10 要介護2

家族の看護
2016.07.07

要介護2は介護1よりも若干悪いのですが、介護2になる原因は様々なものがあります。認知症によって要介護2になる方もいますし、病気や加齢によって身体的な機能が低下して要介護状態になることもあります。

ここでは、要介護2の方で良くある、若干の認知症があり、歩行も不安定で一人暮らしをしている要介護2の方のケアプランの作り方についてご紹介していきます。

あなたに合ったケアプラン10 要介護2

日常生活動作について把握する

ケアプランを作成する際は、日常生活動作について把握することが大切になります。
日常生活動作とは移動や、排せつ、入浴、食事など日常生活を送る上で必要な動作であり、生活を送る上で欠かせません。

要介護2の高齢者の場合はほとんどの日常生活動作を自分で実施することができますが、時々失敗があることが特徴です(あくまでも例です)。
例えば、時々失禁をする、お風呂に入る際に転倒してしまうことがある、食事をこぼすことがあるなどです。

その為、安全に生活が出来るように見守りがニーズとして挙がってきます。

見守りの中で動作を改善していく

この高齢者の場合は、見守りをして声掛けなどを頻繁に行うことによって自立した生活が送れますので、そういった支援を組んでいくことが必要になります。

ケアプランには、まず見守りができる状況を作るようにしましょう。
例えば、訪問介護による見守りが支援では有効になるかと思います。しかし、訪問介護では長時間のサービスが難しくなってしまいますので、デイサービスなどの長時間見守りの中で生活が送れるような支援を送ってもらうこともポイントの一つとして挙げられます。

また、少しだけ手伝うことによってできることもあるでしょう。調理であれば切ることは訪問介護で行って、炒めたりなどは高齢者が行うなど、介護をどこまでするのか・高齢者にどこまでしてもらうかによってポイントが変わります。

改善することがある

要介護4や5の場合は日常生活動作が改善する可能性が低いですが、要介護2であれば改善することがあるということを知っておきましょう。そのため、リハビリなどを実施して出来る事を増やしていくことも大切になります。

毎日定期的に動くことも必要ですし、それを習慣化するように支援していくと改善が行いやすいです。
介護保険は24時間サービスではありませんので、自分ひとりでもできるように環境を整えたり、一人でもできるような運動を教えてもらうなどの工夫を行いますと自立しやすい生活を送ることができます。