要介護3は、常時介護が必要な状態であり、車椅子での生活を送っている方が多くいます。
日常生活上の動作に介護が必要になる要介護3の方については、どのようなケアプランが適しているのでしょうか?

福祉用具のレンタルを使用する
歩くことが出来ない方に対しては車椅子は必須のものになります。車椅子を用意する方法として、レンタルと購入の2通りがあります。
要介護3の方にはレンタルをお勧めします。レンタルであれば月々の料金は高くても1,000円ぐらいです。
レンタルをする方が良い理由として、要介護3の方は状態が変わる可能性があるためです。寝たきりになってしまいますとリクライニング車椅子が必要になる可能性もありますし、元気になれば車椅子よりも歩行器が必要になることがあります。
車椅子を購入した場合、状態が変わってたときに再度購入をしなければならなくなるので、費用がかさんでしまいます。
また、レンタルをしておけば無料で交換やメンテナンスをしてもらえますので、ケアプランに入れておくことをお勧めします。
住宅環境を整える
車椅子での生活になりますと、自宅では様々な障害が生じてしまいます。車椅子でも生活が送りやすい住宅環境を整えることが必要になってきます。
ケアプランに住宅改修を入れて、いつでも住宅を改修できるようにしておきましょう。
車椅子で生活する為の住宅改修は段差の解消などが主になりますが、手すりの設置や床材の変更など、生活が行いやすいように業者としっかりと打ち合わせをすることが必要になります。
入浴はデイサービスで行う
車椅子で生活をしていると入浴が問題になってきます。足が不自由な方が入浴をするには自宅のお風呂では狭いことが多く、事故も多く起きています。
きちんと設備が整っているデイサービスでしてもらうようにしましょう。
また、デイサービスでは食事を提供してくれます。自宅では手間がかかってしまうことを介護士が行ってくれますので利用することをお勧めします。
デイサービスに行く際、送り出しが難しい場合があります。特にエレベーターがないマンションの場合、自力で移動はすることはもちろん、家族やデイサービスの介護士だけでも困難なケースがあります。
こちらの問題は訪問介護のヘルパーを利用することで解消することができます。
デイサービスの前後に訪問介護を入れたケアプランがお勧めです。