
要介護5は介護認定の中でも最もレベルの高い状態であり、そのほとんどが寝たきりになっている場合が多いです。また、それに伴って介護のサービスが必要だとされていますので、使えるサービスの種類やサービスの量が多いとされています。
要介護5の方に適したケアプランとはどのようのなものを指すのでしょうか?
肉体的な苦痛を取り除く
要介護5の方はほとんどの場合寝たきりの状態になっています。自分で動くことが出来ない方が多いですので、そういった方の苦痛を取り除くことが大切になります。
苦痛とは、肉体的な苦痛になります。寝たきりになっていますと、褥瘡や筋肉の凝り、関節の塊などが出てしまいますので、その苦痛を取り除くようにしましょう。
ケアプランに入れたいこととしては、福祉用具や、訪問リハビリ、訪問看護、訪問介護などがそれにあたります。福祉用具では褥瘡になりにくいベッドを選択したり、通気性の良いおむつを装着したりすることができますので、積極的に取りいれることが必要です。
訪問リハビリでは理学療法士などのマッサージを取り入れることによって、寝たきりよって関節が凝り固まる部分に対して、ほぐしを取り入れることができます。訪問看護は傷などの処置を行うことができますし、訪問介護ではおむつを変えたり、体制を変えることによって不快感を取り除くことができます。
寝たきりになりますと、体に様々な不具合が起きてしまいますので、出来るだけ快適に過ごしてもらうようにすることがケアプラン作成のポイントになります。
家族のケアを忘れずに行うこと
要介護5の状態になっていても自宅で過ごしている方は、ほとんどの場合家族が介護をしているとされています。家族が24時間体制で介護を実施していますので、家族の介護疲れに対してケアを行うことを忘れずに行いましょう。
最も効果的とされているのがショートステイです。ショートステイは家族を介護の手から遠ざけることができますので、積極的に取り入れていくことが大切になります。
週に1回でも良いですし、1週間ごとにショートステイを自宅を行き来することも介護疲れを軽減させるためのコツだとされています。
訪問診療を入れておく
居宅療養管理指導と呼ばれる、医師による訪問診療を実施しておきましょう。
要介護5になりますと自分で受診をすることが難しくなりますし、家族が受診に連れていくことも難しくなってしまいますので、居宅療養管理指導はお勧めです。