お勧めの福祉用具

家族の看護
2016.07.11
お勧めの福祉用具

福祉用具には様々な種類があり、それぞれ特性があります。多くの種類がある福祉用具ですが、どのようなものがお勧めなのでしょうか?
よく使われる車いす、歩行器についてご紹介していきます。

おすすめの車いす

車いすでおすすめなのは、電動車いすです。車いすは通常、手で使用することが多いものですが、人によっては手が不自由で使いにくい、あるいは坂道などでは使いづらいという場合があります。そんな時には、電動で動く車いすがお勧めです。

電動車イスは機種によって特徴が違いますが、最近のものであれば電動で25キロ以上の距離を移動できるものがありますので、日常的に使うのであれば不便はほとんどないかと思います。

また、電動車いすの良いところは、段差や坂道など通常の車いすでは移動が困難なところであっても問題なく滑走できるところです。まだまだバリアフリーになっているところも少ないので、そのようなところに住んでいる方は是非電動の車いすの使用をおすすめします。

電動車いすは介護保険の適用商品ですので、レンタルであれば1割負担、購入であれば10万円の補助が出ます。電動車いすの電動部分は使用期間によって走れる距離が少なくなりますのでレンタルをお勧めします。

注意点としては、認知症の方は使用を控えるべきということです。認知症になって電動車いすに乗ってしまいますと自身が事故に合う可能性もありますし、場合によっては相手を怪我させてしまったりすることもありますので注意しておきましょう。

おすすめの歩行器

歩行器にもさまざまな種類があります。体を預ける部分以外に座ることができる部分がある歩行器がお勧めです。
疲れたときには通常、ベンチなどで一休みをすることもあるかと思いますが、行き先に座ることのできる場所が必ずしもあるとは限りません。

休むことができないまま無理をして歩いていると歩行が不安定になってしまいます。その結果、転倒をしてしまうといったことも頻繁に起きています。

ケアマネージャーをしていると歩行時の転倒はよく聞きます。そのほとんどが疲れて足がもつれてしまい転倒してしまった、疲れて足が上がらなかったなどといった理由があります。

きちんと休みながら歩行ができるように、イス付きの歩行器をお勧めします。