ケアマネの仕事はケアプランを作ることと認識している方は非常に多いですが、それ以外にはどのような有効活用方法があるのでしょうか?これからケアマネと関係を築く方はもちろんですが、現在ケアマネを利用している方も是非参考にしてみてください。

元の資格を確認しましょう
ケアマネはなんらかしらの福祉資格、医療資格を取得してから経験を積んでいる方です。例えば、もともと介護福祉士として働いていた、管理栄養士として働いていた、看護師として働いていたなど様々な元の資格があります。
そのため、ケアマネによってはもとの資格を活かしたアドバイスを受けることができます。
介護福祉士であれば介護技術や認知症についての対応方法、看護師であれば医療的な知識や処置の方法、管理栄養士であれば食事のこと、栄養のことについてアドバイスを受けることができます。
そのため、ケアマネを探す時には、まず元の資格を確認しておくことも有効活用の一つのポイントだといえます。
自分の支援経過を見せてくれる
ケアマネには支援経過と呼ばれる、どのようなケアをしたのか、他の事業所との調整など様々な経過を文章にして保管をしています。例えば「〇月〇日 今日はデイサービスを初利用した、デイサービスの職員からは食事が美味しかったとの意見があり、他の利用者とも仲良く過ごしていたと報告を受ける」といったように日々の様子を記録しています。
記録だから見せてくれないのでは?と疑問を感じる人も多いようですが、ケアマネの記録は高齢者の希望があれば見せる義務があります。
もし認知症になってしまったと感じて記憶がなくなるのが怖いと感じていたり、家族が今までどんなケアを受けてきたのか教えてほしいと感じた場合は、開示を請求することによって支援内容を見せてくれることができます。
様々な専門家に繋いでくれる
ケアマネの仕事は介護保険だけではありません、高齢者の生活全般を見てくれます。そのため、介護保険以外でも相談に乗ってくれます。しかし、専門としているのは介護保険ですので、それ以外のことになりますと自分の専門外になってしまいます。
そんな時は専門家を紹介してくれたり、専門家を紹介してくれる機関を紹介してくれたりします。例えば、権利擁護であれば社会福祉士や行政書士、心理ケアであれば心理カウンセラーや精神保健福祉士などがそれにあたります。
ケアマネには迷わず何でも相談をするようにしましょう。