訪問看護はその名の通り看護師が自宅に伺い、看護を提供するサービスです。
ケアマネージャーからみる訪問看護を利用するケース、必要だと感じるケースにはどのようなものがあるのでしょうか?

進行性の病気を持っている場合
高齢者になりますと日々状態が悪くなることが多いです。ここでの進行性の病気というのは認知症や、リウマチ、パーキンソン、四肢の壊死など日々進行していくような病気を指します。
こういった病気は常に状態を観察して、その状態によって適切な処置を受けてもらうことが大切になります。処置を受けてもらうのであれば病院が最も適していますが、高齢者になってしまいますと頻繁に病院にいくことが難しくなりますし、人によっては金銭的に負担に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、訪問看護を利用すると良いでしょう。訪問看護であれば自宅にいながら看護を受けることができますので、日々の状態の変化を観察してもらったり、処置をしてもらったりできます。また、医師の指示を受けて動いていますので、医師と訪問看護の連携は非常に密に取れています。
そのため、もし状態が変わったとすれば看護師の方から医師に情報がいき、対策方法を指示されたりしますので、医療的に非常に安心感があります。
また、簡単な傷の処置なども行ってもらえますので、転倒が多いとされているパーキンソンの方には特に効果的であるといえます。
薬の自己管理ができない場合
認知症になった場合は薬を自己管理できない場合もありますし、認知症になっていなくても自己管理が難しくなってしまう場合もあります。薬は健康な生活を送る為には必要なものですので、きちんと服用することが望ましく、自己管理できない場合には訪問看護によって服薬管理をすることがあります。
病院から薬をもらってきた日に、訪問看護を利用して薬の整理を行ってもらうこともできますので、是非活用しましょう。
リハビリをしたい時
リハビリをしたい時にも訪問看護を活用する場合があります。リハビリには訪問リハビリもありますが、訪問看護のリハビリでも変わりなくサービスを受けることができます。
訪問看護を使うメリットとしては、通常時は理学療法士や作業療法士などのリハビリの専門士が来て、看護の必要が無い場合はリハビリの方に来てもらうこともできます。
この際に同じ事業所を使っている場合は情報の共有が行いやすいので、よりスムーズなサービスを受けることができます。