介護サービスを使って良くなった実例 ~ 住宅改修編

介護が必要な状態となり要介護認定を受けると、介護保険を利用して住宅改修をすることができます。住宅改修とは、限度額が設けられており、限度額内であれば1割負担で住宅を直すことができます。特に、介護が必要な高齢者などにおいては、今までと同じような生活を行うことができなくなることがあります。
このような時、住宅改修を行い住み慣れた場所で快適に過ごすことが、重要なこととなります。

介護サービスを使って良くなった事例の中から、住宅改修についてご紹介いたします。

介護サービスを使って良くなった実例 ~ 住宅改修編

階段やトイレなどに手すりを設置

一般的な住宅の場合、階段やトイレなどに手すりはなく、支えを使わずに使用することが多いです。しかし、介護が必要な高齢者は、支えがなくては日常生活を営むことが難しいことも少なくありません。
このような場合、階段やトイレなどに手すりを設置することにより、自立した生活を継続して行うことができます。

手すりには様々な種類がありますが、多くは介護保険の住宅改修費で賄うことができます。さらに、簡単に手すりを設置することができることから、高齢者や家族の心理的負担も少ないのが現状となります。

手すりを設置することにより、高齢者が安心して一人で階段昇降をすることができます。さらに、トイレなどでの立ち上がりの際にも、自立して用を済ませることができることを理解しておくことが重要です。

バリアフリーで段差を解消

高齢になると、足を上げて歩くことが難しくなり、すり足で歩く高齢者も多いです。そのため、少しの段差でもつまずき転倒することも少なくありません。高齢者の転倒場所で多いのは、自宅となっていることも現状であり、在宅で安全で安心した生活を提供することが重要となります。

高齢者が安全で安心した生活を送るためには、ドア付近の段差を解消し、住宅内をバリアフリー化することも重要となります。
5㎝以下の段差であれば、簡易的に段差を解消することができ工事も簡単です。そのため、工事にかかる費用や時間も少なく、高齢者や家族への心理的負担も軽減することができます。

また、車いすを使用している高齢者などに対しては、スロープを設置し段差を解消することも重要となります。スロープは、段差によって使用用途が変わってくるため、福祉用具専門店等と相談し設置することが重要となります。