訪問看護師という仕事がおすすめな方とは?

訪問看護師
2016.07.15

超高齢化社会であり、癌の罹患率が増加している我が国において、訪問看護はなくてはならない存在となっています。また在宅で最期を看取ることが多くなっていることからも、看護師としてのやりがいなどがあり、訪問看護師を目指す看護師も増加しているのが現状となります。

訪問看護師にお勧めな方とはどのような方かご紹介いたします。

訪問看護師という仕事がおすすめな方とは?

訪問には車の運転が必須

訪問看護を行うにあたり、訪問先へは車での移動がメインとなります。そのため訪問看護師として、まずは車の運転ができることが重要です。また、訪問先によっては入り組んだ場所に住んでいることも多いため、運転技術が最低でも人並みでなくてはなりません。
特に、駐車スペースが小さいところなどもあり、運転技術がないと訪問先へ安全にたどり着くことすらできません。

そのため、まずは車の運転技術があり、方向音痴ではない方が訪問看護師に向いていると言えます。

患者だけではなく家族とのコミュニケーションが取れる方

訪問看護とは名前の通り患者の自宅を訪問し、看護を行うことになります。自宅には患者だけではなく、患者の家族がいます。そのため患者のケアを行うだけではなく、家族とのコミュニケーションが重要となります。
特に、訪問看護や訪問介護士などがいないときの患者の様子や、家族の思いなども確認することで、患者に対して安心で安全なケアを行うことができます。

そのため、患者に対する医療的なスキルだけではなく、家族とのより良い関係を築きコミュニケーションが取れる方が、訪問看護を行う上で重要なことになります。

前向きで患者や家族の思いを受容できる方

自宅で生活をしている場合、患者だけではなく家族も窮地に立たされていることがあります。また、患者に対しどのように対応することが良いのか、どうしていくことが良いのか悩み苦しむ家族も少なくありません。
このような患者や家族に対し、ネガティブな発言や押し付けた発言を行ってしまうと、看護師との関係に溝が入ってしまいます。

訪問看護師の対応として、患者や家族の思いを傾聴し受容共感できることが重要となります。また、ネガティブな発言は控え、訪問看護師自体も前向きに患者や家族と向き合う姿勢が重要となります。

訪問看護師として医療に対するスキルを持つことはもちろんですが、一番重要なことは人として患者や家族を受け入れ、思いをくみ取ることができる方が訪問看護師にお勧めな方となります。