女性が多い介護の職場で男性介護士が上手く立ち回るには

訪問看護師
2016.11.09
女性が多い介護の職場で男性介護士が上手く立ち回るには

介護士と言えば女性が働いているイメージを持つ方も多いかと思われますが、男性の介護士は年々増加傾向にあります。また、施設側としても、男性介護士を求めていることが多く、男性が介護士として勤務することが増加しています。しかし、介護の現場はやはりどちらかというと女性が多い現場であり、肩身の狭い思いをしている男性の介護士もいらっしゃるのではないでしょうか。
男性介護士が、職場でうまく立ち回るコツについて、考えてみましょう。

男性利用者への介助を率先して行う

介護が必要な高齢者は当然のことながら女性だけではありません。また、介護が必要な男性の中には、背が高かったり体全体が大きいなど、女性が介護するのが難しいことも少なくありません。このような時、体力のある男性介護士がいることにより、スムーズな介護を行うことができます。
そのため、男性介護士は、男性利用者への介助を率先して行うことで、職場で重宝されるのではないでしょうか。

運転業務は率先して行う

デイサービスなどでは、運転手が専属でいないこともあり、介護士が運転を行い、利用者を送迎することがあります。また、デイサービスなどにおいて外出行事などの際にも、介護士が運転を行うことも少なくありません。
このような時、女性の介護士が運転を拒むケースも少なくなく、施設としても困ることも多くあります。そのようなとき、男性介護士が率先して運転業務に従事することにより、職場間での雰囲気を緩和することができます。

女性の意見を尊重し、自身の意見も伝える

介護の現場だけではなく、女性への対応として、コミュニケーションスキルを磨くことをお勧めします。特に職場において相談などを行う際、各々の意見聴取を行うことがあります。男性は、女性が多い職場において、自身の意見を訴えられることが少ない場合もあるのではないでしょうか。

しかし、女性は女性の意見を聞いてもらいつつ、相手の意見も聞きたいと考えていることが多いです。そのため、女性介護士の意見を尊重し、なおかつ自身の意見も的確に伝えていくことも重要です。ここで注意することと言えば、女性の意見を反対または押しつぶすような言い方をしてしまうと、職場の空気は一変してしまいます。そのため、あくまでの女性介護士の意見を尊重するということに重要視し、言わなければならないことを伝えるということを理解しておくことが重要となります。そのためには、自身のコミュニケーションスキルを身に着け、受容・共感・傾聴を行うことが、職場で上手に立ち回るために重要なこととなります。