二交代勤務と三交代勤務のメリットとデメリットって?

訪問看護師
2017.01.06
二交代勤務と三交代勤務のメリットとデメリットって?

夜勤のある勤務形態と言えば、二交代勤務と三交代勤務があります。施設の多くは、二交代勤務となっていることが多く、その場合は途中で仮眠があります。逆に、急性期のような病院では三交代勤務となっていることが多く、その場合は夜勤となる割合が少なくなります。どちらの勤務形態にも、メリットとデメリットがあり、それぞれ働く人によって好みも違います。

ここでは、二交代勤務と三交代勤務のメリットデメリットについて見ていきましょう。

二交代勤務のメリットとデメリット

二交代勤務の場合、夜勤の時間が16時間程度となり、一夜勤の拘束時間が長くなります。その分、途中にある休憩時間が長くセッティングされており、仮眠をとることもできます。しかし、夜勤中に急変者などの特記事項があった場合には、休憩をとることができないこともあり、休憩が必ず取れるというわけではありません。

二交代勤務の最大のメリットとしては、夜勤が明けた次の日は必ず休みとなることが多く、休日はほぼ2日間休みとなります。一方デメリットとしては、拘束時間が長いため、心身への負担が大きいのが特徴となります。

三交代勤務のメリットとデメリット

三交代勤務の場合、1勤務8~9時間と、日勤とあまり変わらない時間となります。また、勤務形態としては、「準準休深深」というのがどの病院でもあり得る勤務形態となっており、夜勤が連続します。

三交代のメリットとしては、準夜いわゆる夕方から夜中にかけて勤務の日や、深夜から朝方にかけての勤務のときには、日中がオフということになります。そのため、勤務に支障が出ない程度に外出することが可能となり、銀行など平日の昼間しかできないことを行うことができます。デメリットとしては、夜勤が連続して行われるため、睡眠のリズムが崩れやすいことになります。夜勤が続けば、身体は夜の体となり、その後日勤となったときに体を昼の体に戻すことが大変と感じることもあるでしょう。

二交代勤務も三交代勤務も人によって善し悪しがある

二交代勤務が良いという方もいれば、三交代勤務のほうが良いという方もいます。これは、その人個人のライフスタイルや体質によって、二交代勤務も三交代勤務もそれぞれメリット・デメリットがあるからです。

特に、子育て中の場合には三交代勤務のほうが昼間に子どもと過ごす時間があると考えることもあり、逆に二交代勤務のほうが夜勤の回数が少なくて楽ということもあります。このように、どちらの勤務も善し悪しがあり、その人によってメリットとデメリットが変わってきます。