病院で勤務している看護師の中には訪問看護師になりたいと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし看護師といっても仕事の内容が異なるため、訪問看護師には向き不向きがあると思います。
どのような人が訪問看護師に向いているのか考えてみましょう。

動くのが好きな人
動くのが好きな人は、訪問看護師に向いているのではないでしょうか。
介護を希望する人の自宅へは車や自転車で行くことになります。また、1日に複数のお宅を移動して看護することになります。
そのため、車の運転や自転車に乗るのが好き、同じ病棟で仕事をするよりも移動があるほうが好き、という人には向いているでしょう。また、いくつもの現場を周ることが楽しい人もいるそうです。
車を運転することができない場合でも、近くの現場に自転車で行くことができるので心配ありません。
単独行動が好き
個人行動の方が団体行動よりも好きな人は、訪問看護師に向いているのではないでしょうか。
初めて訪問看護をする場合は2人で行きますが、患者さんの自宅へは基本的に1人で行くことになります。
団体で動くことが得意ではない、仕事は1人でしたい、という人は訪問看護師が向いているかもしれません。
臨床経験が豊富、または様々な診療科を経験したい
臨床経験を十分に活用して仕事をしたい人、さまざまな科で仕事をしたことがある人は訪問看護師に向いていると思います。
訪問看護を希望する人は科が決定していません。そのため複数の科での経験がある人には適任です。また、これからさまざまな科を経験してみたい人であっても問題ありません。
訪問を積み重ねると、さまざまな診療科の経験ができます。
退院指導が得意である、あるいは好きな人
退院指導が得意、あるいは好きだという人は訪問看護師に向いているのではないでしょうか。
介護を希望する人は退院した後に自宅で生活します。退院後の生活が気がかり、自宅での生活をサポートしたくなる、という人は訪問看護師にぴったりです。
例えば「糖尿病のため食事についてアドバイスをもらったが、実際にできるのかが気がかりだ」という理由で介護を希望する人もいます。
訪問看護師であればこのような人が自宅に帰った後のサポートができます。
他の人と連携を取りながら仕事をしたい
他の人と連携を取りながら仕事をするのが好きな人は訪問看護師に向いているのではないでしょうか。
訪問看護の依頼は、ケアマネジャーや医師から受けます。自宅での健康状態や生活について、お互いにやりとりをしながらサポートするので、病院では経験できないような連携が必要になるでしょう。
そのため、業務上のやりとりを別の職種と行うことが好きな人も向いています。
以上、訪問看護師を希望する方はこのような点をチェックしてみてはいかがでしょうか。