訪問看護師として勤務していた人が転職するのはどのようなきっかけがあるのでしょうか?
実際に仕事をしていた人が、どのような理由で転職したかを少し踏み込んでご紹介しましょう。

夜勤の仕事が考えていたよりも厳しかった等、体力的な理由
パートの場合には、日勤のみで仕事ができる場合もあります。一方、正社員として仕事をする場合、夜勤の仕事がある可能性が大きくなります。
また、休みの日に対応する必要がある場合もあります。受け持っている患者が休みの日にトラブルが起きれば、当然ですが休みの日でも関係なく対応する必要がある場合もありえます。
そのため、せっかくの休みの日ということでも、遠くに出かけられないということもあります。
このようなことになれば、本当に休むことができないと感じてしまうでしょう。
看護師の数はそれぞれの訪問看護ステーションによって非常に異なります。在籍している看護師があまり多くない訪問看護ステーションでは上述のように休日に対応をする必要があります。
あまりにも看護師の数が少なければ休みを取りにくくなるため、気になる場合は事前に確認しておいた方がいいでしょう。
看護する患者や家族との対人関係
訪問看護では、それぞれ看護する患者の自宅を訪問します。そのため特に上司や同僚との対人関係で悩むことはあまり多くないと思います。しかし、訪問する患者の自宅で様々なトラブルが起きるケースがあります。
患者の方が精神的に安定しないときに様々な不満を言われたり、場合によっては罵られる場合もあります。また、患者だけでなく家族からもクレームをつけられてしまうことも多くあるそうです。
あってはならないことですが、セクハラ的なことをされる恐れもあるそうです。
このような場合には上司に相談して訪問先を変更してもらいましょう。
判断は自分だけで下す場合が多く、不安になってしまう
訪問看護師は基本的に1人で患者の自宅を訪問します。患者の病状が安定していれば問題ありませんが、大きな変化があれば医師が対応します。
しかし、見受けられる変化が小さい場合にはその場で看護師が判断する必要があります。
判断ミスするのではないか、という不安からメンタル的に追い込まれて辞めてしまう訪問看護師もいます。