新しい勤務先を選ぶ場合には、できるだけ長くいたいと考える人が多いでしょう。
では、長く働きたいと思える訪問看護ステーションと、残念ながら辞めたいと思ってしまうステーションはどのようなところが違っているのでしょうか?
ここでは、事前に確認しておきたいポイントについて見ていきましょう。

患者の病状が急変した際に受け入れができる病院と提携しているか?
訪問看護ステーションの中には、介護施設や病院も運営しているところと訪問看護ステーションだけを経営しているところがあります。
また、患者さんが自宅で生活することが難しくなった場合に、すぐに受け入れができる病院と提携している訪問看護ステーションと、病院との提携が特にないところがあります。
一律に言うことはできませんが、病院と提携しているところは、患者が重症の場合でも訪問看護の対応をしている場合が多くあります。
訪問する際の人数
訪問看護師が患者さんのお宅を訪問する際、基本的に1人で向かうものと思っている方が多いのではないかと思いますが、2人で訪問しているところもあります。
患者さんの病状が急変した際の対応や入浴などの身体介助の負担を軽くすることが目的のようです。
何人で訪問するかということは大切で、1人で訪問する場合には自力で適切に判断して処置することができないと困難です。
ブランク後に復職するのであれば、2人で訪問しているところの方がいいでしょう。入職してから困らないように、どのような指導があるかも把握しておきましょう。
一方、自分のペースで仕事をしたいのであれば、1人で訪問するところの方がいいでしょう。
患者の自宅を訪問する際の交通費と交通手段
患者さんの自宅へ行く際の交通手段は訪問看護ステーションによって違っています。
自分の車を使う場合や、訪問看護ステーションの車を使う場合もあります。その場合、ガソリン代だけが交通費として支給されることも多くありますが、給与の中にガソリン代が含まれていることもあるため注意しましょう。
また、訪問看護する地域をミニバイクや自転車で行くことができる範囲に限っているところもあります。
訪問する地域は訪問看護ステーションによって違っており、1日に何件訪問するかも違います。
使用する交通手段、交通費が支給されるかどうか、どのような地域を訪問するかを事前に十分に確認しておきましょう。