もしあなたが人見知りでも、訪問看護師になることはできます。
訪問看護師という仕事をしている人が身近にいないと実際の仕事の流れや現場の雰囲気はなかなか想像できないでしょう。
人見知りの私が新人だった頃のお話しをご紹介します。

人見知りでも訪問看護師になれる!
私が訪問看護師になった当初は、患者さんにやっと話しかけられる程度でした。また、仕事についても知識と経験が浅かったことがそれに拍車をかけていました。
例えば、血圧を測った際に「値が少し上がっている要因としてどのようなことが考えられるか」と先輩の看護師に問われた際、とっさに思いつくのは1つか2つ程度でした。
また、実施する手技の方法を事前に学習していても現場では十分に実施できませんでした。
このようなことから、数ヶ月間は落ち込んでしまいました。
そのとき、先輩の看護師が助けがあって私は人見知りを克服できました。
先輩は、「新人はできないのが当然で、万一ミスしても必ずフォローをするから心配しないで」といつもサポートしてくれました。
先輩の存在は非常に心強いものでした。
また、患者さんの寛大な気持ちに何度も助けられました。技術も満足にできない新人の自分では、患者さんも本当は不安があるでしょう。
しかし、私の場合ほとんど仕事ができないことを患者さんから叱られた記憶はありません。
「新人で技術も十分ではないけれど、いまは訪問看護師としての仕事を頑張るだけで十分。技術はあとで上手くなってくるので心配ない」と逆に気配りしてもらいました。
嬉しい一方で、ケアが十分にできなくて非常に申し訳なく思っていました。
仕事をしていると、何回も壁にぶつかったり落ち込んだりすることはありますが、それらを克服することで成長することができます。