訪問看護師を利用している方の家族の協力を得るためには、どのようにすればいいのでしょうか?
ここでは、より良い看護をするために利用者家族の協力を得る方法について見ていきましょう。

利用者家族の協力を得る方法
利用者家族の協力を得るためには、患者を自宅でいつも介護をしている家族に対して、気配りのある態度や言葉遣いが大切です。
訪問看護師の利用者の中には要介護者や寝たきりの人も多くいます。
介護をしている方は利用者の奥様、子供の奥様、お嬢様といった女性が行っている場合が多くあります。さらに、介護をしている方が60歳以上の老老介護になっていることが多いです。
そのため、年齢の影響で介護する人自身が頭痛で悩んだり、体調を崩したりしていることも少なくありません。
このようなことからも、訪問看護師の役割は利用者の心をサポートするという点においても大きなものになります。利用者が普段の療養生活を送る際に精神的な負担やストレスを抱えていることは十分想定されます。
自宅で療養生活を送る場合はそれいつまで続くか分からなく、介護をする家族は束縛感があり自由もないと感じていることがありえるでしょう。また介護をする人の中には放任や介護拒否、身体的・心理的な暴力などを受けている方もいます。
利用者家族については、常に良好なコミュニケーションを維持することによって信頼を得て、介護をする家族の悩みなどについて相談ができるといいでしょう。介護は家族にも苦労が伴うため、ねぎらいの声を掛けることも大切です。
看護プランは、利用者や家族と一緒に相談して立案しましょう。利用者や家族に、健康状態や看護内容をはっきりと伝えることも必要です。