正社員の訪問看護師は大抵午前9時に出勤し、午後5時~午後6時頃退勤して、休日はカレンダーの通りということが多いです。
そのため、勤務の条件は病院の看護師と大変異なっています。
しかし、夜勤なし・カレンダー通りの休日とは言っても、自宅待機やオンコールがある訪問看護ステーションの場合、月に何度か担当することがあります。
では、訪問看護師の給料の相場はどのくらいなのでしょうか?

月給の相場
訪問看護師の給料は月給25万円~35万円、年収で考えると400万円~500万円が相場です。基本的に残業や夜勤がないため、比較的高い水準だと言えます。
しかし、訪問看護師の給料は、仕事をする訪問看護ステーションによって、または地域によって異なるため、一律には言えません。
都市部のや県庁がある都市では、高い水準になっている場合が多いようです。しかし、地方で訪問看護師の需要が少なく認知度が低い場合には、安くなってしまうようです。
休日手当て、オンコール手当
ほとんどの訪問看護ステーションでは、平日の昼間だけ仕事を行って、休日や勤務時間外には看護師が持ち回りで待機するシステムを採用しています。
対応する看護師には、休日手当やオンコール手当が支払われます。
オンコール手当は休日か平日かで異なる場合がほとんどですが、1日あたりの相場は1,000円~3,000円になっています。
またオンコールが実際にあったときは、一般的に残業手当てが加算されます。
昇給、賞与
訪問看護師は、病院で勤務していた経験のある人がほとんどですが、病院最も異なるのは昇給や賞与でしょう。昇給や賞与は、経営が安定している場合のみ生じるものです。
病院の場合は経営がある程度安定しているため、当然昇給や賞与があると考えている看護師が多くいるでしょう。
しかし訪問看護ステーションの場合、必ずしもきちんと昇給や賞与のシステムが整備されているとは限りません。
経営的に厳しい訪問看護ステーションも、多くあります。
昇給や賞与については、訪問看護ステーションを選択する際に事前にチェックしておきましょう。